ADHD治療剤が急激に使用されるようになった理由(7/3)

なぜ急激にこんなにも使用されるようになったのでしょう?

向精神薬の市場推移(2007年~2024年)富士経済
2016年版『医療用医薬品データブック』より

 2005年に「発達障害者支援法」が施行されてから、ADHD治療剤の使用がうなぎ上りになっています。350億円規模(単位は百万円)の市場に成長しています。心の病とは無縁だった多くの子どもたちが診断されてしまったのです。

 2010年の米国では、ADHDと診断された450万のうち100万人が不適切な診断、誤診である可能性が指摘されています。製薬会社のマーケティングの影響で診断数は膨れ上がってきています。2013年より、さらに成人への診断が緩和され診断が流行となり、薬の過剰処方がもたらされる可能性があるとされています。

 仕事に飽きがきているとか、完ぺき主義だとか、集中力や遂行能力に不満があるだけの正常な人にレッテルが貼られ、他の原因によって症状が出ている人、そうした原因を取り除かない限り、不当な精神刺激薬による治療によって問題が悪化しかねないとされています。

 DSM-IV(アメリカ精神医学会の「精神疾患の診断・統計マニュアル)のアレン・フランセス編纂委員長は、製薬会社に利用されるような診断名の追加は退けたと思っていたが、マーケティングは容易に突破してしまい、DSM-IV発表以降、米国で注意欠陥障害が3倍に増加したことについて、「注意欠陥障害は過小評価されていると小児科医、小児精神科医、保護者、教師たちに思い込ませた製薬会社の力と、それまでは正常と考えられていた多くの子供が注意欠陥障害と診断されたことによるものです」と指摘しています。

        フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」より

 

 

 

 

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