今日は長崎に原子爆弾が投下されて、77回目の8月9日です。
長崎市に投下された原爆のキノコ雲
1945年8月9日午前11時2分、市街中心部から北へ約3kmそれた松山町171番地の別荘のテニスコート上空503mで、原子爆弾が炸裂しました。当時の長崎市の人口24万人(推定)のうち、たった1発の原子爆弾で約7万4千人が死亡し、建物は約36%が全焼または全半壊しました。この原子爆弾が人類史上において実戦で使用された最後の核兵器です。
ここが最後の被爆地になることが長崎の願い
1分間の黙とう(NHKテレビ中継より)
長崎平和記念式典が行われ、原爆が投下された午前11時2分、参列された方々が犠牲になられた方々に対して1分間の黙とうをしました。私もテレビ中継を見ながら黙とうをしました。
田上富久長崎市長が式典で、「核兵器が存在する限り使われます、戦争があったから使われました、市民社会で暮らす人々を苦しめます、平和の文化を根付かせていきましょう、平和の文化を育む活動に挑戦していきましょう、ここが最後の被爆地になることが長崎の願いです」と述べました。
平和の願い込めて作られたたくさんの折り鶴
(NHKテレビ中継より)
折り鶴に込められた願い(NHKテレビ中継より)
折り鶴に込められた願い(NHKテレビ中継より)
現在、世界は抑止力としての核兵器を増強する流れが生まれているように思います。核兵器を持つことが肯定されていく気運が高まっていることに危機感を抱いています。偶発性も含めて、一歩間違えば人類は滅亡してしまうかもしれないのです。
特に、核兵器を保存している国の指導者は、広島、長崎に訪れて、核兵器が使われた時の惨状をしっかり認識して、核兵器を減らしていく努力をしてほしいと思います。