自己紹介 

 

 大西 眞彰(おおにし まさあき)と申します。どうぞよろしくお願いします。

 私は1953年(昭和28年)、香川県丸亀市に生まれました。小学生の時の夢はパイロットか船乗りでした。

 1978年(昭和53年)3月、山梨大学教育学部を卒業しその年の4月、小学校の教師になりました。夢は叶いませんでしたが、学校の先生になって良かったと思っています。2019年(平成31年)3月、私は退職しましたが、41年間の教育活動では子どもたちや多くの方々の支えがありました。そして、私自身を成長させていただいたことを嬉しく思っています。感謝に堪えません。

 しかし、40年後の現在、子どもたちや保護者、そして教員の状況は大きく変わりました。子どもの数は減少しているにもかかわらず、文部科学省によりますと、2018年度小中学生の不登校児童生徒数は、これまでで最も多い16万4528人でした。2018年度小中学校のいじめの認知件数は54万3933件と前年度比12万9555件(31%)増でした。

 自殺者率は全体では減少しているにもかかわらず、10代の自殺者率は1970年が10万人あたり0.7人だったのが、2018年は1.9人と増加しました。

 児童相談所での児童虐待相談対応件数は、平成2年度が1101件だったのが、平成29年度は13万3778件と過去最多となりました。平成29年度は平成2年度の120倍以上増加したことになります。

 教員の精神疾患以外の病気休職者は、現在まで3000人前後と横ばいですが、精神疾患による休職者は、平成23年(5274人)では、私が教員になった時(674人)の約8倍に増加しました。

 わずか40年で、子ども、保護者、そして教員が生物学的に変化してしまったとは考えられません。私たちを取り巻く社会状況の大きな変化が、子どもや保護者、教員の生きづらさと関係していると考えられます。便利な世の中になったけれど、私たちは大切なものを失っているのでは、とも言われて久しくなりました。子どもや保護者、教員ばかりではなく、生きづらさを感じながら生活している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 私はいじめや不登校、虐待、そして教員の精神疾患などの今日的な問題に、立場上多く接してきました。そして、これらの問題に対して自分でできることは何かを考えた結果、カウンセリング心理学を学ぶことにしました。

経歴

○名古屋市立北高等学校卒業
○山梨大学教育学部卒業
○公立小学校勤務37年(教諭31年、教頭3年、校長3年)
○国立大学附属小学校勤務4年(副校長4年)
☆日本カウンセリング普及協会 正会員
☆ACT Japan 専門会員
・小学校教員免許1級
・日本カウンセリング普及協会 認定心理カウンセラー2級(第20140075号)
・日本カウンセリング普及協会 認定アートセラピスト(第20150007号)
・日本心理カウンセラー養成学院 行動療法講座修了
・日本心理カウンセラー養成学院 認知行動療法講座修了
・日本心理カウンセラー養成学院 脳科学コーチング養成講座修了