令和7年度私の国民健康保険税、これはひどいと思いました(7/11)

令和6年1月から令和7年6月までの私の医療費 

 私が払った総医療費は28,970円で窓口負担額は5,794円でした。令和7年は0円です。過去10年でも胃カメラ(1回)、大腸がん検診(1回)だけで、両方とも異常ありませんでした。新型コロナやインフルエンザにもかかっていません。ですから、私が支払った医療費は少ないです。

令和7年度の私の国民健康保険税

 私は年金生活者ですから自動的に国民健康保険税を納めることになっています。令和7年度の私の国民健康保険税は下表のとおり、322,600円です。令和6年度は15万円でした。年金額や他の収入の額もあまり変わっていないのに、2倍以上多く支払う通知書が来ました。この理由を国民年金課に聞いてこようかと思っています。私の支払った医療費は5,794円です。国民健康保険税は憤りの322,600円です。

日本の国民皆保険制度

 私たちは病気になったりケガをした時など、病院やクリニックに安心して受診することができるのは、国民みんなで助け合う国民皆保険制度のおかげで、私はこの制度を全部否定するつもりはありません。しかし、この制度を持続させるためにも、今一度見つめる必要があるように思いました。高齢者の増加で給付の負担が増え、若い世代の減少で収入が減少している状況であるため、制度の維持が難しいという点が大きな課題となっています。また、10%以上の世帯が滞納していることも課題となっています。

 10%以上の世帯が滞納していることは、私も理解できます。年金生活者から収入の割合で納税額が決められるとはいえ、納めなければならない重税感は憤りに変わりました。

医療保険が抱える問題点!日本の国民皆保険制度の現状・民間の保険の必要性
日本ではすべての国民が公的医療保険に加入する仕組みになっており、諸外国と比べても公的制度の充実度が高くなっています。 しかし少子高齢化が進む中でいくつかの問題点も指摘されており、制→ 続きはこちら

日本人は「日本の医療」を信じている!?

 日本人の平均寿命は過去最高を更新し続け、現在は女性で87才を超え、香港に次いで世界で第2位です。日本人が世界で最も健康的な国民である理由の1つとして、多くの人は「医療の質の高さ」を挙げています。日本人は「日本の医療」を信じています。

世界中のタミフルの約8割は日本で消費

タミフル
<インターネットより引用>

 日本人はとても薬をよくのみます。例えば、インフルエンザになった人の多くがのんでいる特効薬タミフルは、世界中のタミフルの約8割は日本で消費されているのです。日本人も外国人も、等しくインフルエンザに罹るのに、クスリをのむのは日本人だけです。欧米ではインフルエンザでは基本的に薬は不要とされ、家で安静に寝ていることが推奨されています。

 タミフルをのんでも、期待できる効果は「1日早く熱が下がるかどうか」で、日本人がなぜそんなに熱心に抗インフル薬をのむのか、海外では理解されないといいます。

日本人全体が1年間に使う医療費は42兆円超え(2017年度)

 必要な薬をしっかりのんでいるから日本人の寿命は長いのではないか、と考えることができるかもしれません。

 長寿ランキング世界1位の香港の薬局では、日本のドラッグストアや薬局とは大きく違い、いわゆる「西洋薬」ではなく、「漢方薬」がズラリと並んでいます。香港では、薬に頼る前に、体にいい食べ物や漢方を駆使して健康を保とうという医食同源の考えが根付いており、日本人のように気軽に薬をのんだりはしないのです。「薬をたくさんのむ=健康になる」というわけでは決してないのです。

薬に対する不信感がないわけではない

 これまでに『実は効かないのに』と内心思いながら患者に薬を処方、または購入を促したことはありますか?という質問に対し、「ある」と答えた薬のプロは、なんと半数にのぼったそうです。これは驚きの数字ではないでしょうか。また、日本人の間でも、薬に対する不信感がないわけではありません。「処方された薬について『効果があまりない』と感じたことがある人」は約6割にのぼったそうです。

 さらに、ある製薬会社の調査によれば年間400億円分の薬が、処方されたにもかかわらず捨てられているのだといいます。

薬のプロの半数が述懐「効かないのに…と思いながら薬を処方」
日本人の平均寿命は過去最高を更新し続け、現在は女性で87才を超えた。その数字は、香港に次いで世界で第2位だ。 日本人が世界で最も健康的な国民である理由の1つとして、多くの人は「医療→ 続きはこちら

私たちとクスリとの関係をどう考えるか

 私たちは知らず知らずのうちに、病気はクスリで治すもの、と思い込んでいるのではないでしょうか。病気で受診したとき、医師からクスリは処方されずに「このまま様子を見ましょう」と、言われ、「先生、クスリはいただけないのですか?」と尋ねる患者さんがいることをよく耳にします。国民皆保険制度で気軽に受診しているうちに、知らず知らずのうに病気はクスリで治すもの、といった考え方ができあがってしまったのかもしれません。

 私たちは医食同源の考え方を大切にし、日常的に免疫力を高める生活を心がけることにより、病気にかかりにくい身体にしていくことが必要ではないでしょうか。そうすれば、糖尿病、高血圧、ガン、心筋梗塞、脳梗塞、認知症、アレルギーなどの疾患がかなり減少し、42兆円の医療費の減少も期待できます。病気にならずに充実した生活を送ることができます。その結果、国民健康保険税の納付額が今より少なくなり、相乗効果が生まれると思います。

月ごとの投稿
私の生活