大手メディアは古古古米が新米と遜色がないかのように報道しています(6/3)

 キャスターが「新米と古古古米を比較して若干甘みの強さが弱い感じがするが、みずみずしさという点ではさほど変わりはない。普通にお米を食べるという意味では遜色のないお米の味となっている」と、報道しています。そして、販売して45分で完売などと、売れ行きがかなりよく購買意欲をそそるような内容になっていて、小泉農水相の広告塔だと思いました。こんな報道ばかり目にしていたら・・・

これでは買ってしまうでしょう

👇【動画(7分17秒)】

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備蓄米の裏に隠されているリスクに気づきたいものです

【鈴木広宣氏のfacebook】

~“安全な日本の米”の裏にある知られざるリスク~
「日本のお米は世界一安全でおいしい」——
そう信じている人がほとんどかもしれません。
しかし、その信頼を根底から覆すような現実が、“備蓄米”の裏側に隠されています。
これは農家や生産者を責める話ではなく、私たち消費者一人ひとりが「食の真実」と向き合うための、大切な一歩です。
◆ 備蓄米とは何か?その正体
日本では、災害時や市場の供給不安に備え、**政府が毎年約100万トン規模の「備蓄米」**を購入・保管しています。
この制度は「国家備蓄米制度」と呼ばれ、食糧管理法に基づき200万トンまで保有可能な枠が用意されています。
▷ 備蓄米のサイクル
備蓄米は常に新しいものに入れ替える必要があり、古い在庫は3~5年をめどに民間業者へ“払い下げ”られるのです。
ここで重要なのは、この払い下げ米が、食品用として再流通する可能性があるということ。
◆ 本来は何用?払い下げ米の用途
払い下げられた備蓄米は、主に次のような用途に使われています:
・加工用米(せんべい、米粉、酒、味噌など)
・業務用米(外食チェーンや給食、コンビニ弁当など)
・工業用米(でんぷんやエタノール、糊料など)
表示義務が曖昧な業務用途において、消費者は気づかないうちに古米・劣化米を口にしている可能性があります。
◆ 保管状態は?気になる“品質”
備蓄米は巨大なコンクリートサイロなどで3~5年保管されますが、実際の保存環境には疑問が残ります。
・密閉・暗所とはいえ、温度変化や湿度の影響は避けられない
・長期保存による味・風味の劣化、酸化
・虫害やカビのリスクを避けるため、薬剤処理が常態化
これらが、私たちの健康にどのような影響を与えうるかは、決して小さな問題ではありません。
◆ 知られざる薬剤の影響
長期保存を支えるのは、実は薬剤の力です。
備蓄米には以下のような薬剤が使用されていることがあります:
🔻 1. リン化アルミニウム(Aluminum phosphide)(燻蒸剤)
・使用名:ホスフィン、アルコレートなど
・用途:虫除けの燻蒸処理
・リスク:神経毒性があり、吸入による頭痛・吐き気・呼吸困難などの症状。
・高濃度で致死性も。EUでは使用が厳しく規制されている危険物質。
🔻 2. プロピオン酸(Propionic Acid)および塩類(防カビ剤)
・用途:穀物のカビ発生を防止
・リスク:胃腸への刺激、アレルギー反応の報告あり。
・米表面に噴霧されるケースもあり、水洗いでも除去しきれない可能性。
🔻 3. ソルビン酸カリウム(Potassium sorbate)(防腐剤)
・用途:食品全般に使用されるが、備蓄米の再流通先(米菓や加工食品)でも頻繁に登場
・リスク:腸内環境への悪影響、腸のバリア機能低下が指摘されている。
🔻 4. ピリミホスメチル(Pyrimiphos-methyl)(殺菌・防虫剤)
・有機リン系の強力な薬剤
・リスク:神経毒性、発達障害、ホルモン撹乱作用などが指摘され、多くの国で規制または禁止対象に。
◆ 実は「輸出NG」の国もある
これらの薬剤が使われた備蓄米は、一部の国では食品として輸入を拒否されるケースがあります。
特にEUでは、以下のような基準があります:
・ホスフィン(リン化水素ガス)残留限界値超過 → 即時輸入拒否
・防カビ剤・殺菌剤の残留農薬基準 → 厳格に管理
・トレーサビリティ(生産年・用途)不明 → 食品用途不可
つまり、「日本の米」だからといって無条件で安全ではなく、**国内消費者が無意識に引き受けている“リスクある米”**があるということです。
◆ 価格の真実:なぜ安いのか?
本来、国が買い取る備蓄米の価格は市場価格に近い水準(例:60kgで約14,000円程度)。
しかし、払い下げ時にはこれが半額以下〜数千円レベルまで値崩れします。
こうして安く手に入れた備蓄米は、格安の業務用原料米として加工・再流通し、私たちの口に入るのです。
◆ 他にもある!見落としがちなリスク
・酸化劣化米による腸内環境の悪化
→ 酸化した脂質や変質したデンプンは腸の炎症を招くリスクあり。
・マイコトキシン(カビ毒)
→ 微量でも長期摂取すれば肝臓障害や免疫抑制、発がんリスクが報告されている。
・グルテン様タンパク質の変性
→ 本来安全な米でも、長期保存でタンパク質変質し、リーキーガット様の症状に。
◆ 消費者ができる3つの対策
1. 産地・精米日・トレーサビリティが明確な米を選ぶ
2. “格安米”や“業務用食材”の背景を調べてから購入する
3. 信頼できる農家・自然栽培米に投資する勇気を持つ
◆ 最後に:あなたの口に入る“その一粒”が未来を変える
私たちは今、知らないうちに「緊急時の備蓄用」「工業用のはずだった」米を、日常の食卓で口にしているかもしれません。
米は日本人にとって、ただの主食ではなく、“命を育む神聖な食”です。
だからこそ、誰もが「安い」「便利」だけで選ぶのではなく、“真実”を知ったうえで選択する時代が来ているのです。
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