自民党が過半数の233席以上を狙う形勢
高市早苗首相
昨年10月の高市内閣発足当初、高市首相は衆議院の早期解散総選挙をしないと言っていました。それにも関わらず、今年に入って急遽解散宣言をしました。しないと言っていたのにもかかわらず解散に踏み切ったのには、高市首相に対して外部から圧力が働いたのではないか、と推測しました。
高市総理は当初、「国民のために」「働いて」「働いて」と言っていました。私は、高市総理は、本当に解散を考えていなかったと思います。しかし、突如の解散宣言、外部からの強い圧力が働いたとしか考えられないと思いました。

読売新聞は27~28日に電話、インターネット方式の世論調査(回答者29万6,000余名)を実施し、選挙戦初期の情勢を分析した結果、既存の議席198席の自民党が単独で衆議院465席のうち過半数の233席以上を狙う形勢だと29日に報じました。
高 い 支 持 率

支持率7割台は12月時点では8社のうち3社ありましたが、1月は1社に減少しました。6割台は4社から6社に増えましたが、依然として高い支持率のまま、衆議院選挙の投票日を迎えそうです。
な ぜ 高 い 支 持 率 ?

物価高、上がらず賃金と確実に30年前と現在を比較すると、私たち国民の生活は苦しさが増しています。国民の6割の方が、生活で苦しんでいます。そして少子化が進んでいます。少子化は深刻な状況と言っても過言ではありません。。

物価高等、上記のような深刻な状況の中、高市総理が誕生しました。高市総理は所信表明演説の中で、「暮らしや未来への不安を希望に変え、強く、誇りある日本を取り戻すため、全力を尽くします」「平和は祈るだけでは守れません。行動と備えによって守るものです」と述べています。
国民の不安を「希望」「強い」「誇り」に結び付けることにより、高市総理ならば、「期待に応えてくれる」と多くの国民が思い、高市総理の支持率が上がったのではないでしょうか。かつて、ナチスのヒトラーは、「平和を愛すると共に、勇敢な国民になってほしい。この国を軟弱ではなく強靭な国にしたいのだ。この道以外にない」と、国民に向けて演説しました。そして、ドイツ国民はヒトラーを支持していきました。高市総理の演説はヒトラーのそれとどこかよく似ているように思います。
緊急事態条項を含む憲法改正(改悪)のための解散?!
高市早苗首相
物価高対策に取り組むのならば、解散ではなく早急に国会で審議することがきたはずです。それにも関わらず、突然の解散総選挙です。高市総理は、緊急事態条項を創設する改憲について、2026年度中に条文案の国会提出を目指す、と言っています。
支持率の高い今この時に、解散総選挙で絶対多数を確保することができるといった見通しを持っての解散ではないかと思っています。緊急事態条項があれば、緊急事態と宣言するだけで、国会の議論も選挙もなしに、すべてをトップダウンで決められます。これは民主主義が崩壊し、独裁システムが完成することと同じです。戦前の日本と同じ状況になってしまいます。
緊急事態条項とは
2012年に自民党が発表した日本国憲法改正草案では、第98条と第99条に緊急事態条項が新設されています。
第98条(緊急事態の宣言)
内閣総理大臣は、我が国に対する外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震等による大規模な自然災害その他の法律で定める緊急事態において、特に必要があると認めるときは、法律の定めるところにより、閣議にかけて、緊急事態の宣言を発することができる。
第99条(緊急事態の宣言の効果)
緊急事態の宣言が発せられたときは、法律の定めるところにより、内閣は法律と同一の効力を有する政令を制定することができるほか、内閣総理大臣は財政上必要な支出その他の処分を行い、地方自治体の長に対して必要な指示をすることができる。

緊急事態とは、災害だけでしょうか。感染症(パンデミック)、経済危機、テロ、武力衝突、社会の混乱等、解釈次第でいくらでも宣言できます。2022年、カナダでトラック運転手が平和的なデモを行いましたが、トルドー首相は緊急事態法を発動し、参加者の銀行口座を凍結しました。寄付した人の口座も凍結されました。政府に反対する者は、一瞬で生活を奪われました。一番恐ろしいのは、時の政府がいくらでも緊急事態を宣言できることだと思います。
緊急勅令は災害対応だけでなく、政治目的にも使用されました。1928年(昭和3年)、田中義一内閣は帝国議会で否決されたにもかかわらず、治安維持法の改正(死刑の追加)を緊急勅令によって強行したのです。これは「緊急事態」というよりも政局の都合のために緊急権が使われた典型例です。
日本国憲法制定時、帝国議会では「緊急勅令」が必要かどうかが議論された。その結果、明治憲法の反省として、あえて緊急事態条項を入れないという判断がなされた。緊急事態条項は「つけ忘れた」のではなく、意図的に排除されたのです。
長文ですがぜひお読みください
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