今日は憲法記念日です。国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)では「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」ことを趣旨としています。国の成長で最も重要なことは、私たち国民の生活水準の向上ではないでしょうか。
第25条「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」
第99条「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」
第99条より、天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、国民が健康で文化的な最低限度の生活ができるように最大限の努力をしていく必要があるとあると考えます。
しかし、以下のグラフからも「生活に苦しさを覚える人は5割台」との結果が出ています。これはコロナ禍以前の状況です。コロナ禍に至っては更に苦しい方が増えていると推測します。
中長期的に見ると一貫して「大変苦しい」単独、そしてそれと「やや苦しい」を合わせた「苦しい派」(赤系統部分)が増加しています。
<YAHOOニュースより引用>
児童のいる世帯の方は多めとなっています。そして母子世帯の生活感の苦しさは注目に値します。あくまでも回答者の心理的な部分が多分にあるとはいえ、下側2項目の属性における傾向には、大いに留意を払い、状況改善の施策を講じていく必要がある思います。
<YAHOOニュースより引用>
過去に『一億総中流意識』と言われていた時がありました。それは、過去のものとして考えるのではなく、5月3日の今日を、政治家が中心となって「生活に苦しさを覚える人が限りなくゼロ」に近づけようと、期する日にしたいと思いました。
現在、憲法を変えようとする動きが見られますが、国民の生活向上が最優先されなければならないと考えるべきで、変える理由と内容を十分に注視していく必要があるように思っています。