ベンゾジアゼピン系抗不安薬の副作用(6/9)

ベンゾジアゼピン系抗不安薬の副作用

向精神薬の市場推移(2007年~2024年)富士経済
2016年版『医療用医薬品データブック』より

 左(スマホでは上)のグラフは2007年の約410億円(単位は百万円)から2019年は約200億円まで下がっています。これは当市場の多くを占めるベンゾジアゼピン系薬物は依存性が指摘されていることから処方を控える動きがあったからです。

 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』には、ベンゾジアゼピンの長期的な使用の結果生じる可能性がある症状には、感情の曇り、吐き気、頭痛、めまい、易刺激性(些細な刺激にも激しく反応する)、無気力、睡眠の問題、記憶障害、パーソナリティ変化、攻撃性、抑うつ、広場恐怖症、社会的能力の低下などが書かれていました。そのため、使用が控えられてきたのです。しかし、2016年版『医療医薬品データブック』によりますと、これからも患者数の増加が考えられるため、抗不安剤ではなく、抗うつ剤であるSSRIでの治療による増加が予想され、患者数増加に対する市場への影響は低いものと考えられるそうです。

 下のグラフは、厚生労働省保険局調査課が平成30年12月に作成したものです。

 ベンゾジアゼピン系は減少していますが、抗うつ薬は増加傾向にあります。まさに予想通りになっています。そして向精神薬全体では増加傾向を示していて、2017年度は向精神薬だけで約4200億円の市場となっています。

 参考資料:精神医療の真実 フリーライターかこのブログ、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』、最近の調剤医療費(電算処理分)の動向 (トピックス)(平成30年度)厚生労働省保険局調査課

 

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