注目すべきは精神薬の禁断症状に苦しんだ人たちの成長(7/19)

 前述の精神薬は抜かねばならないと主張している内海医師は、精神薬の禁断症状に苦しんだ人たちの成長を注目すべきであると述べています。


<健康と病気事典より>

 

 

 精神薬を抜くということは覚醒剤や麻薬を抜くことと同義であり、それを成し遂げるには相当の根性と知識を要する。つまり精神薬と闘うことはそのまま修行になっていて、それを成し遂げた患者たちはちょっとしたことでは動じない。「あの禁断症状に比べれば、こんなこと楽勝」と考えることができる。これは修業が厳しければ厳しいほど精神症状が改善する理由と符合する。

 修行というと、一般的イメージとしては滝打ちや座禅などが思い浮かぶ。仏教色は強いが私は悪くないと思う。護摩行でもいいがこれは相当きついらしいので、もはや修養というレベルではないだろう。

 減薬から断薬をしていくためには、薬の飲んでいた種類や量、そして期間にもよりますが、多かれ少なかれ禁断症状に苦しむことになります。時には後遺症が残ることもあるようです。それでも服用を続けるよりもやめた方がよいと内海医師や銀谷医師は言っています。それは精神病薬は脳を傷つけるとともに、飲んでいれば悪くなりこそすれ、良くなることは期待できないからです。


山口岩男氏

 左(スマホでは上)の写真は、日本を代表するウクレレ奏者・ギタリストの山口岩男氏です。山口氏は12年間、向精神薬に依存し続けるとともに酒にも依存するようになりました。服用中は多くの人に迷惑をかけてしまったと、著書「『うつ病』がぼくのアイデンティティだった」に書いてありました。
 壮絶な禁断症状に苦しみながらも断薬を継続した結果、精神状態がよくなり、うつ状態もすっかり消え、深く眠れるようになったそうです。

 次回は山口岩男氏の経緯をお伝えしたいと思います。   

参考文献:「精神科は今日も、やりたい放題」内海聡著 PHP文庫、「『うつ病』が僕のアイデンティティだった」山口岩男著 ユサブル

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