発達障害の本質は「代謝障害」(その5)(9/19)

発達障害の本質は「代謝障害」

 脳の発達や、日々の感情には、私たちが内・外から受けた刺激を情報として、脳に伝えることが必要になります。脳内でその情報のやりとりに使われるのが、神経伝達物質です。それもメチレーション回路でつくられています。神経伝達物質がバランスよくつくられないと、どうなるでしょうか。

 いずれも発達障害の子どもに多い症状です。それがすべてではありませんが、神経伝達物質の産生や働き、バランスの悪さが、発達障害の精神的な症状の重要な原因と考えられています。

 メチレーション回路には、筋力のもとになるクレアチンという物質をつくる役目もあります。この物質がつくられないと、筋力の低下が起こり、運動障害が起こります。

 神経伝達物質の不足や不均衡とも相まって、ますます集中してじっとしていることが困難になります。運動障害と脳機能には密接な関係があり、運動ができないことによっても脳機能の発達に問題が出てきます。

 メチュレーション回路に注目していくと、発達障害は脳だけの障害ではなく、全身の問題であり、その本質は代謝障害といえます。代謝障害によって、「感情のコントロールができない」「勉強に集中したり、じっとしたりできない」「感染症にかかりやすく治りが遅い」「知覚や感覚の過敏」「運動能力や学習能力の低下」「筋肉がつくられずフニャッとしている」「睡眠障害」などが起こっているのです。

参考文献:「発達障害にクスリはいらない」著者:内山葉子・国光美佳 マキノ出版

 

 

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