前回(6/30)は「日本は農薬だった」を投稿しましたが、今回はネオニコチノイド系農薬(ネオニコ)について考えたいと思います。
インターネットより引用
ネオニコというのは、神経毒の一種で昆虫類の脳を異常興奮状態にし、死に至らしめる殺虫剤です。日本では現在、7種類が農薬として登録され、それらを有効成分とする数多くの農薬製品が実際に田畑や果樹園などで使用されています。これまで人には安全とされてきていました。
しかし、2021年11月14日、TBS NEWS DIGが「ネオニコ系農薬人への影響は」を報道しました。20分52秒の動画で長いのですが、ぜひ最後まで視聴していただき、ネオニコについて考えていければと思います。
動画の主な内容は、
①島根県宍道湖のワカサギやウナギが1993年を境にとれなくなった
②東京大学山室真澄教授がアメリカの科学誌サイエンスに発表した論文が注目をあびる
③低濃度のネオニコでもミツバチが巣に戻らない大量失踪が起きてしまった
④現在、7種類のネオニコが販売され農家でも広く使われている
⑤神戸大学大学院星信彦教授が、無毒性量(この量以下なら動物実験で異常の認められないと国が定めた量)のネオニコを与えたマウスとネオニコを与えないマウスとの動きの違いを比較した実験
⑥環境脳神経科学情報センター副代表の木村-黒田純子博士は「国の農薬規制はもっと厳しくあるべきだ」と述べる
⑦EUによるネオニコ規制の一定の影響を与えた(EUは「疑わしきは規制や禁い止」といった予防原則の考え方がある)
⑧微量でも毎日摂取しているとネオニコの濃度があがってしまう
⑨農水省は科学的に確認されている農薬だけを登録してきたと説明
⑩農業工業会は詳細な臨床観察を行っている
⑪議論が続く中、ネオニコを使わないと宣言した地域がある
みなさんは、この動画を視聴されてどう思われたでしょうか。私は、特にネオニコが子どもに与える影響をたいへん憂慮しています。EUは現在、ネオニコチノイド系農薬を全面排除しています。食品への残留も認めていません。
<プロラボファームより引用>