小学1年生が一生懸命にかいた年賀状をいただきました(1/14)

 昨年の10月、友だちとのトラブルで癇癪を起してしまったり動き回ったりしてしまうことを心配されて、お母さんと一緒に当ルームに来室した小学1年生のYさんから、一生懸命にかいた年賀状をいただきました。

一生懸命にかいたYさんからの年賀状

小学1年生のYさんがまだ学習していないたいへん画数の多い「眞彰」を書くのに挑戦しています。私の名前の漢字を一画一画見ながら集中して書いたことがうかがえます。

子どもらしいほのぼのとした字です。イラストは目や口、手足の指先までたいへん細かくていねいに描いています。ルームで集中して描いていた姿が思い起こされました。

 Yさんとお母さんの信頼関係がしっかり形成されているために、Yさんはお母さんのアドバイスを受け入れながら作成することができ、Yさんの集中力、根気強さ、緻密さ、穏やかさなどの成長が年賀状から伝わってきます。年賀状を作成した経験はYさんがさらに自信を持ち、自己肯定感を高めていくことにつながったと思います。

私からの返事の年賀状です。

 Yさんは現在、減薬(エビリファイ)をしながら生活してます。お友達への暴力やひどい癇癪がおさまってきて、担任の先生からも穏やかに過ごす時間が増え、お友達との関わり方もだいぶ上手になりました、といったお話があったそうです。できることもたくさん増えました。特に漢字の読み書きです。ルームでも「竹」「十」「森」などの漢字を書いてくれました。お母さんは毎日、1日の終わりに「楽しかったこと」「うれしかったこと」を聴いています。ハキハキきちんと答えてくれるそうです。気になる行動の時には、「どうしたの?」と問い、良い面に切り替えていくようにしているそうです。

「勉強で分かったらうれしい?」
「竹、十、森を書くね」「すごい!」
「サッカーやってどんな気持ちだった?」「楽しかった」「よかったね」

「楽しかったこと」「うれしかったこと」を毎日聴いていくことにより、子どもは日々の生活で、楽しくなったりうれしくなったりするようにな行動をするようになっていくことが期待できます。当ルームでも「楽しかったこと」「うれしかったこと」を聴いています。勉強で分かったことも嬉しかったことに入れています。また「こまったこと」も聴いています。もしあったら「どうしようか」と一緒に解決策を考えていくようにしています。

 Yさんは当ルームに目的意識を持って来室しています。私に紹介したいものや一緒に遊ぶ道具を持ってきます。たくさん話したり書いたりした後、検見川公園で30分ぐらい遊びます。遊んだ後、Yさんは私としっかりあいさつをします。

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