昨日(6/19)、全国で移動の自粛が緩和されました(新型コロナウィルス対策)(6/20)

 移動の自粛が全国で緩和され、赤羽国土交通省は「感染症対策をしっかりと講じながら、まずは国内観光から需要を喚起していきたい」と述べていました。下のグラフ(東京都福祉保健局作成)は、東京都で感染された方々の推移です。

 私は6月3日のルームだよりで、2週間後の16日を注視したいと書きましたが、16日は27人で2日の34人より少なくなっていましたが、14日47人、15日48人、17日16人、18日41人、19日35人と、2週間前と比較すると増えてきています。5月25日の緊急事態宣言解除より明らかに増えています。

 すでに、世界各国では異変が続いているといった報道がありました。皆様を不安にさせて申し訳ないのですが、6月19日配信のNEWSポストでは、以下のように伝えています。

新型コロナの第2波、遺伝子変異で強毒化し致死率上がる恐れ
 
 中国・北京では約2か月にわたり新規感染はいなかったが、6月14日までの4日間で計79人の感染者が確認された。韓国では6月に入ると、首都圏を中心に連日30人以上の感染者が確認されている。これまでロックダウン(都市封鎖)を行わない独自路線で感染者を抑えていたスウェーデンでは、感染者がここ最近になって大幅に増加。6月11日には感染者確認数が過去最大の1474人となった。各国の状況を見ると、静かにだが、第2波が足音を立てて近づいてきている。「新しい生活様式」が始まった日本も例外ではない。

 新型コロナウィルスは当初、気温が上昇する夏には感染が沈静化するとされた。しかしその後、夏真っ盛りだった南半球のオーストラリアなどでも被害が拡大し、楽観説が一掃された。最新の研究でも「夏に再流行する説」が続々と発表されている。中国・武漢で発見されてから6か月余りで5000種類以上に変異したと報告されている。ウィルスが恐ろしいのは、変異によって強毒化することだ。

スペインかぜの第2波は「遥かに猛烈」

 この夏にやってくる可能性のある第2波は、100年前に流行したスペインかぜが参考になる。当時の内務省衛生局が記した報告書『流行性感冒』などによると、日本をスペインかぜの第1波が襲ったのは1918年8月で、翌年7月までに2116万人が感染して25万人が命を失った。より深刻な影響が出たのは、第1波収束の3か月後にやってきた第2波だった。

 第2波では241万人が感染して12万8000人が亡くなった。感染者は第1波の10分の1だったが、死亡率は1.2%から5.3%と4倍以上に跳ね上がった。死者数を激増させたのがウィルスの変異だ。国によっては第1波の10倍の致死率に達したところもある。

 1957年に感染が拡大したアジアインフルエンザも、2009年の新型インフルエンザ流行時のアメリカでも、第1波より第2波の方が大きな被害をもたらしている。歴史を振り返ると、むしろ怖いのは第1波より第2波で、新型コロナも国内で変異、凶暴化し、死者が増える可能性は十分ある。

 徐々に感染者が増えている現在、十分な感染防止策を講じながら国内観光の需要喚起を図っていく対策がとられていく中で、私の考える「今、必要なこと(コミットされた行為)」は、①人に感染させないためにもマスクをする、②感染しないためにも手洗い・うがいをする、③免疫力をつけるためにも十分な栄養、運動、睡眠に心がける、④極力3密を避ける、ようにしていきたいと思います。併せて熱中症対策、災害対策も忘れてはならない対策だと思います。

 

  NEWSポスト2020/6/19 ※女性セブン2020年7月2日号より引用

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