知らず知らずのうちに脳に刷り込まれてしまう(1/3)

オミクロン株
写真出典:PRESIDENT Online

 2022年も新型コロナウィルスに細心の注意を払わなければならないといったことが、生活の中心になると思います。テレビ、ラジオ、ネットではオミクロン株の強力な感染力、3回目ワクチンの必要性が連日、繰り返し繰り返し報道されています。

 人間の脳は、同じような情報を繰り返し繰り返し受け入れると、知らず知らずのうちにその情報が脳に刷り込まれ、その情報が正しいと認識してしまいます。また、多くの専門家や政治家、メディアが言っているのだから正しいと思ってしまいます。

 今やマスクは、「する」のが当たり前のようになっています。マスクをしている人がマスクをしていない人を見たらどう思うでしょう。
「マスクしてほしい」「マスクをしないで腹が立つ」等と、マスクをしない人に対してほとんどの人が違和感を感じることでしょう。これは「マスクが大切」と何度も情報を提供されることにより、知らず知らずのうちに脳に刷り込まれてしまったのです。

 左のイラストのように、一人で道路を歩いているときも、人と接触しているわけでもないのにマスクをしている人を多く見かけます。マスクをする目的から考えると、マスクをしなくてもよい場面だと考えます。
 マスクをするのが当然、マスクを外すのが面倒、知らず知らずのうちにマスクをしていると、マスクをすることが必要と刷り込まれて習慣化されているのです。ですからマスクをしていない人を見ると、違和感を覚えてしまいます。時にはマスクをしている人としていない人との間で、トラブルが起こることもあります。

 ワクチン3回目接種の情報においても、これだけ多く報道されればほとんどの人が刷り込まれて、「3回目接種は大切」と考えてしまうことも不自然ではありません。 

 日本が太平洋戦争に突入していったのも、国の巧みな報道に国民は信じ込んでいき、多くの国民が戦争を支持しました。うつは「心の風邪」と巧みに宣伝され、多くの人が信じ込み服用してしまいました。その結果、自殺者の数は減少するどころか、増えてしまったのです。若者の自殺者の数は世界一で、現在も増え続けているのです。向精神薬の処方量も増え続けているのです。

 2022年1月3日現在、ワクチンの3回目接種を判断する時期に来ていますが、国や多くの報道の情報が正しいとは限りません。今重要なことはワクチンの必要性ばかりではなく、意識してワクチンに否定的、批判的な数少ない情報にも目を向けることだと思っています。そして、熟慮して決めていく必要があるように思います。

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