自転車が歩道で歩行者にベルを鳴らしますか?(3/30)

 私が歩道をウォーキングしていた時のことでした。後ろから自転車が私を追い抜いていきました。
 私は「ここは歩道ですよ。自転車は車道ですよ」と言いました。すると私の5mほど前でその自転車が止まり、「車道を通ることは分かっているけれども、ふらふら歩いているのでベルを鳴らして知らせたではないか」と言うのです。

 私は確か自転車が歩行者に対してベルを鳴らしてはいけないのでは、ということを思い出しましたが、確信がなかったのでベルのことを争点にするのは止めて横柄な人だなあと思いながら、「自転車は車道を走行することを知っているのだったら車道を通りなさいよ。自転車は時には凶器にもなるのです」と怒鳴らずに強く言いました。

「しかしベルを鳴らしたではないか」と強く主張するのです。私は譲らずに「分かっているのだったら車道を走行するべきです」と言うと、そのまま歩道を走行して行ってしまいました。私は後ろから「分かっているのだったら車道を走行するべきです」と叫びましたが、車道を走行しませんでした。

 人は時として私を含め、自分を守ろうとして正しいことを認めようとせずに言い訳や正当化をします。私は「この人は『ベルを鳴らしたではないか』とひたすら言い訳をしているな。自分を守ろうとする潜在意識が働いているな」と思いました。
 間違いは誰にでもあります。自分が間違っていると思えば、間違っていたことを認めそれにどう向き合いどう行動していくか、を考えたいものです。
 因みに、自転車が歩道を歩いている歩行者にどいてほしい時、ベルを鳴らしてもよいか調べてみると、
「歩道は歩行者のための道で、車両である自転車は車道を走るのが原則です。自転車が歩道を走行する際は「徐行(いつでも止まることが出来る速度)をすること」が原則です。歩道を歩く歩行者に対して『どいてほしい』と自転車のベルを鳴らすことは『危険を防止するため』ではありません」
「自転車が歩道の歩行者が障害だと思ったなら、その場で一時停止するか、自転車から降りて歩行するのが正しい行動です」
と書いてありました。
歩道で歩行者に使っちゃダメ!自転車のベルと正しい使い方 |
自転車のベルは実は「歩道で歩行者に使ってはいけない」ということを知っていますか?自転車のベル(警音器)の正しい使い方をまとめました。
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