道徳授業2:指導観(人間の性質を理解して指導)を明確にする(7/6)

 資料名は、「くろぶたのしっぱい」となっています。話の内容から、「めんどうくさい」は、だれでも浮かんでくるごく自然な感情であり、この感情にどう対処して道徳的な価値(規則の尊重)へと高めていくのかが本資料のテーマだと考えます。本資料で、くろぶたは人の目があるところではゴミをまだ捨てていないので、失敗とはいえないと思いました。そこで、くろぶたのごみ捨てに係わる考えや感情に焦点を当てて授業を進めていくことから、「くろぶたのごみすて」にしました。

 以下は、本資料の内容です。「くろぶた」を人間に例えることによって、親しみやすさを感じることができます。


「小学校道徳 ゆたかな心」(光文書院)より

 上の話で、くろぶたは人の目があるために、ごみを捨てようと思っても注意されたので、捨てることができませんでした。なおかつ、馬に対して、「ぼくひとりぐらい、どこへすててもいいでしょう」と言っています。

 くろぶたは、人間の基本的な性質(欲求のままに動きたい、人の目を気にする)に基づいて行動しているように思います。馬に対して、くろぶたはごみを決められた場所に捨てるということに、理解しているとは思いますが、「ぼくひとりぐらい、どこへすててもいいでしょう」と、言っています。

 くろぶたは、サル、魚、馬に注意されてもまだ、欲求のままに行動しようとしています。そこで、本時では、以下のことに留意して指導したいと考えました。

①子どもが、ごみを決められた場所以外で捨ててはいけない理由を十分に考え、大切であると実感する。
②子どもが、「めんどう」という感情がありながらも、決められた場所に捨てる行動をする役割演技を通して、道徳的実践が伴った時の考えや気持ちを体感し、道徳的価値を主体的に自覚していくことを目標とする。

 実際の授業の様子は、7月9日(金)と10日(土)の2回にわたってお伝えする予定です。

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