自分で立式し、自分で答えを導き出すことを可能にする算数・数学の時間(前編)(5/24)

正の数・負の数の乗法(かけ算)の指導を通して

 正の数・負の数の加法、減法、加法、除法の学習に入る前に左(スマホでは上)のように、表し方を想起する練習を多くし、負の数で表す概念を形成します。

 正の数×正の数の問題を解きます。この時、小学校で学習した比例のグラフを活用し、4日後の変化を視覚化します。
 小学校の時に学習したことを使えば、2×4=8で答えを出すことができます。

 

 上の問題の4日後を-4日後にします。上の問題を使えば、子どもは自分で2×(-4)と立式します。そこで、「-4日後」と「4日前」は同じと考え、グラフから1日前ごとに2℃ずつ下がっていくことを読み取ります。そして2×(-4)=-8と答えを導き出すことができます。

 正の数・負の数の乗法の指導で比例のグラフを使うことにより、この先比例のグラフの学習で役立てることができると考えます。

 次回は、
〇温度を1日-2℃ずつ上げて(2℃ずつ下げて)いきます。4日後には何度になるでしょう。
〇温度を1日-2℃ずつ上げて(2℃ずつ下げて)いきます。-4日後(4日前)は何度だったでしょう。
の問題を考えていきたいと思います。

 

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