WHO パンデミック条約 全会一致で採択、と大手メディアは報道するけれど(5/24)

20日、スイス・ジュネーブで開催中の世界保健機関(WHO)の年次総会で、パンデミック条約が採択され拍手するテドロス事務局長(EPA時事)

 NHKは、「新型コロナウイルスの感染拡大の教訓を踏まえ、WHO=世界保健機関の加盟国が交渉を行ってきた『パンデミック条約』が20日、WHOの総会で全会一致で採択されました。ただ、これまで世界の感染症対策をけん引してきたアメリカはWHOからの脱退と条約への不参加を表明していて、感染症対策の強化につながる実効性のある枠組みになるのか注目されます。

WHO パンデミック条約 全会一致で採択 新型コロナの教訓踏まえ | NHK
【NHK】新型コロナウイルスの感染拡大の教訓を踏まえ、WHO=世界保健機関の加盟国が交渉を行ってきた「パンデミック条約」が20日、…

WHO総会
SLOVAKIA代表

しかし、近現代史研究家の林千勝氏はフェイスブックで、「パンデミック協定は、総会初日、抜き打ち的に、A委員会によって賛成124、反対0、棄権11(ブルガリア・イラン・イスラエル・イタリア・パラグアイ・ポーランド・ロシア・スロバキア・エジプト・他2か国)、欠席46、投票資格無しを含め米国・アルゼンチンなど14は参加せずで、採択された。棄権国は、議場で、国家主権無視等を厳しく抗議

 なお、パンデミック協定は、病原体アクセスおよび利益共有システムの詳細(PABS付属書)がまだ合意されていないため、交渉は来年の総会まで続く予定。従って、署名や国会での批准は来年の6月以降の話。このため、脅しと買収も奏功し、トランプ政権がWHOとの関りを絶ったこともあり、日本・英仏などが主導して多数の賛成票を得た」と、述べています。

 大手メディアは、全会一致で採択とたいへんすんなり決まったかのように報道しています。そして、米国のWHOからの脱退が感染症対策の強化につながるのか注目されると、米国が協力していないとも受け取れる表現をしていると思いました。米国がなぜ脱退したのか、記事は言及していません。これではパンデミック協定はたいへん大切な協定であるかのような印象が持たれてしまう、と思いました。

 一方、林千勝氏は、「棄権国は議場で国家主権無視を厳しく抗議、欠席46、参加せず14」と述べ、私はすべての国が賛成しているとはいえないのでは、と思いました。

パンデミック協定の主な内容

(1)ワクチンの製造技術などの途上国への移転の促進
(2)ワクチンや治療薬の開発を加速させるため病原体の情報を共有する新たな枠組みの立ち上げ
(3)WHOに対して製薬会社がワクチンなどの一定量を途上国向けに提供する

 上記の内容を見ると、ワクチン接種をいかに進めたいかがよくわかります。新型コロナウィルスの武漢流出(ウィルスは人工)、新型コロナワクチンの危険性が明らかになっているにもかかわらず、WHOはこれらのことには触れずに、感染拡大が起こったのはワクチンの供給が間に合わなかったことを理由に挙げていますが、協定は人々の命を奪うことにつながるといっても過言ではないと思います。mRNAワクチンを接種すればするほど感染拡大が起こりました。

 以下の動画では、武見前厚労大臣が、「将来、より危険な感染症が発生する確率は極めて高い」と言っています。ウィルスを人工的に作り、それに連動したワクチンを接種させる計画(プランデミック)を立てることも可能になります。

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