うつ病を克服した方のお話②〔断薬、自分と向き合う〕(7/18)

  では私がどうしてここまでうつ症状を改善することができたのかをご紹介したいと思います。正直さまざまな方法を試してきたので、どれが一番有効だったのかは今となってはわかりませんが、すべての相乗効果によって徐々に症状が改善したのだと思います。

【抗うつ剤の断薬】
 うつ症状が思うように改善しない日が続き、正直うつ症状なのか薬の副作用なのかすらわからなくなっていました。そんな状況から何とか抜け出したいという思いが日に日に強くなってきたこともあり、抗うつ剤を断薬してみることを考えるようになりました。

 最初は主治医に相談しようと思いましたが、なかなか言い出せなかったことや、徐々に信用できなくなってきたこともあり、通院そのものが億劫になり自分の判断で断薬してしまいました。もちろん主治医が悪いわけでも薬が悪いわけでもありませんが、何とかこの悶々とした日々から抜け出したかったのだと思います。今考えると無謀な判断だったと思いますし、皆さんも決して真似して欲しくないのですが、結果的に自分にとっては断薬が良い方向に向かったのだと思います。

 断薬後しばらくは、離脱症状と呼ばれるめまいや頭痛、だるさ・不安・不眠などの症状がありましたが、正直これもうつの症状なのか離脱症状なのかもわかりませんでした。断薬後1ヶ月後には徐々にこれらの症状もなくなりました。

 繰り返しになりますが、断薬がうつ改善にどれだけ有効なのかは分かりませんし、すべての人に効果があるとも思えませんので、もし断薬を希望する場合は主治医にちゃんと相談し、まずは減薬から始めてみることをおすすめします。

【自分と向き合う】
 うつ症状が酷い時は、日常生活をすること、もっと言えば生きることすらままならないので全く心に余裕はないと思いますが、少しずつ症状が和らいできたら是非自分と向き合う時間を増やして欲しいと思います。

 仕事や家事が忙しいとなかなか自分と向き合う時間がとれなくなります。うつで静養し、幸いにも時間だけはあることがチャンスだと思って自分の心の声に耳を傾けるようにしてください。難しく考える必要はありませんので、自分は何を感じ、本当は何が好きなのか、何をしたいのか、どんなことに興味があるのかなどをゆっくりと考え、自分なりの答えを見つけるようにすれば大丈夫です。

 注意して欲しいのは自分の素直な気持ちを否定しないということです。例えば不安な気持ちや恐怖を感じていたとしても、決して否定せず、そういうことを考えている自分をそのまま受け止めるようにしてください。自分の感情を否定し蓋をしてしまうと、後々反すうとして蘇ってきてしまいます。感情に争わず受け入れてしまえば、徐々に気持ちが和らいでくると思います。

 自分と向き合う時間が増えて、自分の本当の気持ちが何となくわかるようになったら、少しずつでも行動を起こすようにしてください。自分の心が変われば、習慣や人格も変わるようになります。

心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる

というウィリアム・ジェイムズ(心理学者、哲学者)の有名な言葉(格言)がありますが、心が変われば習慣や人格もさることながら運命すら変わってしまうのです。是非自分と向き合う時間を大切にしながら、自分の本当の心を知り、これまでの生き方を見直すことで新しい人生を手に入れていただければと思います。

 やはり、抗うつ剤の断薬をされています。抗うつ剤は一時的に効くかもしれませんが、徐々に効かなくなってきます。そしたら薬を増やすか変えることになり、ずっと飲み続けている人も少なくありません。ただ、この方も仰っていますが、減薬・断薬をされる時は、生命の危険を伴うこともありますので、減薬・断薬を適切に指導してくれる医師の下で行ってください。
 次に、自分と向き合うことの大切さを仰っています。自分の素直な考えや気持ちを否定せず、そのまま受け容れることが辛さを軽減することになります。自分の心が変われば、習慣や人格も変わるようになってきます。
このことは、うつ病克服ばかりではなく、誰にでも当てはまる大切な意識の仕方だと思います。

<田舎もん生業術(うつ改善方法のまとめ。私はこうやってうつ病を克服しました。)>より

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