カウンセリングの新しい療法、ACT(アクト)の考え方を生かして(その1)(4/14)

ACT(アクト)とは?

 ACTの意味は、文字通り「act(行動)」であって、療法名はアクセプタンス&コミットメント・セラピー(Acceptance and Comm-itment Therapy)ですが、その頭文字ではありません。それはACTが本質的に行動的なセラピー(心理療法)だからです。

 
 新型コロナウィルス感染拡大が見られる現在、私たちは、強い「不安」と「恐怖」、そして外出自粛という不自由さを感じながら生活をしていると思われます。 

 

 

 そこで、上記のACTの考え方が、今現在の私たちの生活の一助となればと思い、ACTを紹介させていただきます。
 ACTで大切なのは「行動」なのです。ACTの目的は、人生がもたらす不可避の苦しみを受け容れ(acceptance)、人生を豊かにする行動をとることを自己決定する(commitment)ことなのです。

 
 ACTは行動主義の療法ですが、行動主義には3つの「波」がありました。第1の波は1950年代から1960年代にかけて最も人気のあった行動の変化に重点を置く行動療法でした。第2の波は1970年代に押し寄せてきました。認知のゆがみに着目し、よりポジティブで現実的な思考に変換していく認知行動療法です。そして1980年代に第3の波としてACTが登場しました。

 行動療法、認知行動療法はクライエントさんの症状の改善に重点を置きますが、ACTはクライエントさんが辛い感情や思考を受け容れ、人生を豊かにする行動に重点を置きます。受け容れ、必要な行動をとる過程で、症状の改善も併せて見られることが期待できます。

   参考文献:よくわかるACT 著/ラス・ハリス 星和書店

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