浮かんだ思考(考え)に囚われてしまうと…(12/4)

 私たちは、特定の考えに囚われてしまうと、今、必要な行動をとらないで、その特定の考えを行動につなげてしまう可能性が高くなります。

 例えば、運転中に「コロナのニュースが気になりスマホを見たい」という考えが浮かんだとします。浮かんでも運転に集中できていればよいのですが、見たくて見たくて運転中につい見てしまうことも考えられます。

 この運転中にスマホを見てしまう行動は、スマホを見たいという考えに「囚われてしまった」行動といえるでしょう。この時の必要な行動はすでにお分かりのことと思います。そうです。「集中して安全運転をする」です。

 アクト(アクセプタンス&コミットメントセラピー)という心理療法では、特定の思考に囚われてしまうことをフュージョンといいます。上記の例でフュージョンしてしまうと、運転中にスマホを見る行動をとってしまうことになります。これでは危険度が増します。従がって、スマホを見たいという考えが浮かんだ時、その考えに対処する方法を身に付けていれば、集中して運転することが可能になります。

つづく

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心理療法の活用 2020年12月
大西カウンセリング&個別学習指導ルーム