2025年5月28日に配信したNHK NEWSは以下のように報道しています。
ロバートケネディJr米国保健福祉長官
アメリカのケネディ厚生長官は「健康な子どもと健康な妊婦に対する新型コロナウイルスのワクチンは推奨される予防接種のスケジュールから削除された」と発表しました。
これに対し、専門家からは懸念の声も上がっています。
ロバート・ケネディ・ジュニア厚生長官は27日、自身のSNSで新型コロナのワクチンに関する声明を動画で発表しました。
この中で、ケネディ厚生長官は「健康な子どもと健康な妊婦に対する新型コロナウイルス感染症のワクチンの接種は、本日、アメリカCDC=疾病対策センターが推奨する予防接種のスケジュールから削除された」と発表しました。
その上で「これでわれわれは『アメリカを再び健康にする』というトランプ大統領の公約実現にまた一歩近づいた」と強調しました。
アメリカでは従来、ワクチンの接種をいつ、誰に対して推奨するかについては、専門家による会議の結果を受けてCDCの所長が最終的に判断していましたが、アメリカのメディアによりますと、今回はこうした手順を経ていなかったということです。
ケネディ長官は「ワクチン懐疑派」として知られ、今回の変更について専門家からは疑問の声も上がっています。
このうちアメリカ産科婦人科学会は「ワクチン接種のメリットを示す明確な証拠があるにもかかわらず、今回の発表を受けて、妊娠中の人の接種が減る可能性を懸念している」とする声明を発表しています。

私は上記のNHKの記事を読んで、コロナワクチン接種推奨を中止したケネディ長官の印象が悪くなるような表現で報道していると思いました。
まず第一に、専門家による会議の結果を受けてCDCの所長が最終的に判断するといった手順を経ていないということにおいて、独断的であるといった印象を与えているように思います。ですが、CDCは2024-25年の予防接種キャンペーンで、最新の新型コロナウイルスワクチンを生後6カ月以上の人に、以前の予防接種の有無に関係なく接種するよう推奨しています。私はこれまでの手順を踏んで進めていけば、時間がかかり過ぎ、ケネディ長官は一刻も早く被害を食い止めようとの思いからの表明だったと思います。
アメリカ産科婦人科学会
<インターネットより引用>
第二に、ワクチン接種のメリットを示す明確な証拠があると、メリットばかりを強調している点です。これは私たちにワクチンを推奨してきた同じ手法です。副作用や危険性に触れずに「懐疑派」という表現を用いています。私が調べたところによりますと、ワクチン接種後妊婦の流産率は82%でした。また、ワクチン接種を受けた子供は未接種者より死亡率が4423%高いといった記事がありました。


NHKばかりではなく日本の他の報道機関も似たような表現でした。これでは日本の人たちは、よほど「この記事は真実を伝えているのだろうか」といった意識で読まないと、信じ込んでしまうと思いました。
NHKは政府から独立していないと思います
- 電波は国民の共有財産であるということからすると、広い意味では民放も公共性があるということになりますが、一般的には営利を目的として行う放送を民間放送、国家の強い管理下で行う放送を国営放送ということができます。これらに対して、公共放送とは営利を目的とせず、国家の統制からも自立して、公共の福祉のために行う放送といえるでしょう。
- NHKは、政府から独立して 受信料によって運営され、公共の福祉と文化の向上に寄与することを目的に設立された公共放送事業体であり、今後とも公共放送としての責任と自覚を持って、その役割を果たしていきます。
