ネガティブな感情が人を成長させる機会となるのでは(2/23)

 昨日、消防士さんの生命尊重を基盤とした使命感が強く意識されることで「怖さ」が軽減され、救助活動や消火活動が可能になるのではと、お伝えしました。

 「怖い」「まずい」「苦しい」等はネガティブな感情であり、避けたくなります。「嬉しい」「幸せ」「気持ちいい」等はポジティブな感情であり、もっとその状態でいたいという考えになります。

 感情は動きよりも前に起こり、行動の方向性を左右するといわれています。注目したいのは、ネガティブな感情が起きても、消防士さんのような強い使命感を意識し訓練を重ねることで、避ける考えから消火活動をしたり救助したりする考えへとシフトしていくことができるのでは、ということです。ネガティブな感情が起きた時にこそ、その感情に固執するのではなく、人間だから当然とその感情を受け入れながら、自分自身を更に成長させる機会として考えることもできると思いました。

 そして、尊い命を救った時、消火を成し遂げた時には、「たいへん嬉しい」「本当に良かった」「この上ない喜び」といった更に強いポジティブな感情が生まれてくるのでしょう。           

 

 

 

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