古古米(2022年産)と古古古米(2021年産)の販売は米不足の原因に目を向けていないと思います(5/30)

<インターネットより引用>

 29日、2022年産の備蓄米の5キロ2000円での予約販売が一部で始まりました。開始直後に売り切れる事態が相次いだようですが、多くの方々が安価な米を求めているということがよく分かります。多くの方々が困っていると思いました。本日30日からは、中小のスーパーなどを対象に2021年産の備蓄米(古古古米)の契約が始まるようです。

小泉進次郎農林水産相

 29日、小泉農林水産相は国会答弁で、「見通しを誤っていたこともあると思います。新米が出てくれば、(価格が)落ち着くと。結果そうではありませんでしたし、そして、備蓄(米)も放出をして下がることには残念ながら、今までなっていません」と、過去の政策の誤りを認めました。誤りを認めましたが、次なる対策が古古米や古古古米の活用ということでした。

 小泉農水相は、「週明けには2000円の備蓄米を見るわけです。そして町のお米屋さんに今度は1800円ぐらいのお米が行き渡ります」と述べています。多くの芸能人が主食して味や安全性に問題はないとされていますが。

米不足の原因を考えてほしいです

 古古米や古古古米を日常的な食料として活用するということに、緊急的な措置として考えられるかもしれませんが、私はもっと米不足の原因を考えてほしいと思っています。小泉農水相の発言には、これまでの米価高騰や米不足がなぜ起きたのか、まったく触れらていません。米不足を古古米や古古古米の供給にすり替えているに過ぎないと思いました。

財務省が輸出米に4万円の補助金

財務省

面積一反(10a=0.1ha)で収穫された米の輸出で、4万円の助成金が出るといいます。これを俵換算すると、米一俵(約60キロ)につき5000円の助成金ということになります。一方、日本国内に販売した場合、助成金はその約30分の1だといいます。具体的には、一反あたり約1000〜2000円で、米一俵(約60キロ)につき約125円程度なのです。

 同じコストがかかる中、海外への輸出と日本国内に向けての販売には、こうした助成金格差がありますが、どちら向けで販売したいと思うでしょうか。輸出米が増えることにより日本国内の米不足が起きてしまいます。その米不足を解消するために、財務省は輸入米を促進しようとしました。小泉農水相は古古米、古古古米の活用です。私は、国内米の助成金をもっと増やしたり流通経路の徹底的な分析をしたりすべきだと考えます。米価の高騰は農水省と財務省が原因だといわれています。

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