落ち着いて生活できるように家庭と学校で連携
お母さんは関係機関の方と話し合った結果、Мくんの多動性や衝動性をクスリで抑制するのではなく見通しが持てる環境の整備、クールダウンができる部屋の確保等、Мくんが学校で過ごしやすくなるように家庭と学校の連携を密にしていくことになりました。Мくんを理解し、教師を含めた周囲の大人や子どもがどう関わればよいのか、Мくん自身はみんなとどう関わればよいのか、みんなで考えていく機会が生まれたことは本当によかったと思いました。
Мくんの良さを親も先生も最大限認めます
つい最近、来年度小学校に入学してくる子どもたちとの交流会があったそうです。「Мくんは年下の子に対してお世話ができてとても嬉しそうでした。日々、失敗もあるかもしれませんが、学びや体験、経験の中で本当に成長していると思います」と、お母さんが話していました。
また、学校の先生も「落ち着かない面もありますが、できることも沢山増えています。2年生になるのだという気持ちが芽生えてたいへん嬉しい限りです」と、Мくんの成長を褒めていました。
とかく、心配な面ばかりに意識が向きがちですが、良さを最大限に認め自己肯定感を育てることにより心配な面が気にならなくなるといった考え方で関わっていくことが大切かと思っています。
「まごは(わ)やさしい」バランスのとれた食事を
左(スマホでは上)のホワイトボードは神経伝達物質の働きと過不足の場合の症状が書いてあります。神経伝達物質は食事によってつくられます。「ま(豆類)ご(ゴマ→種子類)は(わ)(わかめ→海藻類)や(野菜類)し(しいたけ→キノコ類)い(いも→いも類)」バランスのとれた食事を心がけたいものです。
心配な行動をとる子どもが増えてきたのは、なぜか?-原因に目を向ける大切さ-(6/13)
4月6日のルームだよりで、私は、「20年ほど前から、『うまくコミュニケーションがとれない』『じっと座っていられない』『集中できない』『キレやすい』という子どもたちが急激に増えてきた→ 続きはこちら