スーパーに行くとトイレットペーパーやインスタントラーメンの棚には品物がほとんどありませんでした。
そのうち品薄になるといった情報がネットで流されたため、売り切れる前にみなさん買っておこうと思われたのでしょう。しばらくして、トイレットペーパーは日本国内で製造されているので、品薄になることはありませんといった情報も出されました。昨日、マスクやアルコール消毒液がお店に入っているかなと思い、私が近所の別のスーパーへ行ってみると、それでもトイレットペーパーを購入されている方が多くいらっしゃいました。インスタントラーメンもずいぶん少なくなっていました。品薄になる品物が増えているようでした。
みなさん、「なくなったらどうしよう。」という不安が持続して湧き起こっているのでしょう。かく言う私も「そうだ。ルームのトイレットペーパーがなくなっていた。」と妻に言って買ってしまいました。本当に1ロールの半分までしか残っていなかったのです。
しかし…、トイレットペーパーを買うつもりがなくても、購入されている方を見ると、私自身も不安に駆られて思わず買ってしまった…、ともいえます。不安や怖れといった感情は、私たちが生きていくために必要な感情です。そして、人と同じ状態でいたいという考えになります。人と同じだと安心するからです。
売り切れてしまって、店員さんに厳しく詰め寄った方もいらして、コロナウィルスよりお客さんが怖いという報道を目にしました。そのお客さんは、相当不安だったのでしょう。店員さんにしてみれば、辛いので止めてほしいところでしょう。2月16日のルームだよりでもお伝えしましたが、不安が増大してくると冷静な判断ができなくったり精神的不調になったりします。
不安が増大してきた時にこそ、その感情を受け入れながら「今、ここで何ができるか!」「これからの行動が自分のためになっているのか!」と、人間としての価値を強く意識して行動することが大切だと考えます。
それにしても、トイレットペーパーがなくなると言った人は、本当にそう思ったのでしょうか。理由を聞いてみたいと思いました。