ある子どもの死(後編)(10/23)


多くの精神科医は善人に見えますが…

 明らかにおかしいのは、この児童精神科医が危険な投薬について家族に何ら説明していないことです。夜尿症に対して前月から追加でジェイゾロフト(抗うつ薬)を処方していたということですが、そもそもそれは適応外処方です。つまり安全性が確かめられていない適応外処方であると同時に、危険性が確かめられている併用禁忌の処方だったのです。しかもそれを認識していながらちゃんと説明していないのです。

 2012(平成24)年10月31日、厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会日本脳炎に関する小委員会が開催され、出席した複数の専門家から、男児の突然死が向精神薬の副作用であった可能性が指摘されています。

 しかし、それでもこの児童精神科医が公然と責任を問われることはありませんでした。当初は警察も動いたのですが、死亡との因果関係が不明となり、警察は早々に引き上げ、刑事事件ではなくなりました。その後、遺族が民事訴訟を起こしたのかどうかは分かりません。

 家族が信じていた専門家とは、インフォームド・コンセントの基本すら守らず、危険な投薬を家族に説明すらせずに行い、いざ問題が発覚すると悪びれもせず開き直るような人物だったのです。

 ADHD治療薬、抗不安薬、抗うつ薬、抗精神病薬、睡眠薬を処方されようとされるお医者さんにお願いします。伝えていない方は、ぜひ重要な基本的注意をご本人やご家族の方に正確に伝えてください。このことは添付文書に明記されています。

引用:「発達障害バブルの真相」(萬書房) 米田倫康 著

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