精神科医や薬との向き合い方(12/13)

 「うつの8割に薬は無意味」(朝日新聞出版)の著者である井原裕医師は、オンラインカウンセリングcotree(コトリー)のインタビューで、精神科医や薬との向き合い方について次のように話しています。

先生がうつ病治療の薬物療法依存に関して発信され始めた頃と比べて、専門家の態度に変化を感じられますか?

 数年前と比べれば、生活習慣の重要性について理解し、臨床で実践する精神科医は増えました。ただ、精神科医のすべてが精神療法や療養指導に長けているわけではないので、まだ当分は薬物療法に依存しきったうつ病治療が続けられることでしょう。

精神科医 井原裕医師 
オンラインカウンセリングのcotree(コトリー)より

今後うつ病の治療現場はどのように変化していくのが望ましいと考えておられますか?

 大きな変化は望めないと思います。大学病院で精神療法を指導できる教師が少ない現状では、今後も「うつの治療=薬の使い方」という図式は変わらないでしょう。

 精神科医にかかれば精神療法を受けられるとか、薬物療法だけにとどまらない、もっと有益なアドバイスがもらえると、皆さんは期待しておられるでしょう。でも、残念ながら現状は、精神科医のレベルがそこまでに達していません。今後も達する可能性は低いでしょう。精神科医に多くを期待すべきではありません。

 むしろ、一般市民としては、精神科医にかかるとか、抗うつ薬を飲むとかする前に、ほかに自分なりにできることはないか、と問うほうがいいと思います。これからの時代は、「抗うつ薬に頼らない」だけでなく、「精神科医に頼らない」「医者に頼らない」姿勢こそが必要です。

 医療に頼ってしまえば、「悩める健康人」が皆「うつ病」にされてしまうだけです。必要なことは「うつ病」の診断でもなければ、「精神科医による治療」でもなく、ましていわんや「抗うつ薬」なんかじゃありません。むしろ、健康な生活習慣、こころをはつらつとさせ、からだをいきいきさせるヘルシーなライフスタイルこそが必要なのです。

 井原裕医師は、残念ながら今後も大学での精神療法(心理療法)を指導できる教師が少ないことから、今の治療現場に大きな変化は見られないと言っています。私たちが精神科や心療内科に行かないことだと強く思いました。

オンラインカウンセリングのcotree(コトリー)より

月ごとの投稿
うつ・不安症状
大西カウンセリング&個別学習指導ルーム