12月8日は日米開戦80年でした〔現在も当時と似ているように思います〕(12/12)

炎上する戦艦「USS West Virginia」
出典:「真珠湾攻撃をカラーで蘇らせた『パールハーバー・アーカイブ』」

 80年前の1941(昭和16)年12月8日、日本は米ハワイの真珠湾を奇襲攻撃し、太平洋戦争が始まりました。広くアジアを戦渦に巻き込み、日本人だけで約310万人が犠牲になり、国土は焼け野原になりました。開戦に先立つ41年4月、政府は総力戦研究所を設置し、模擬内閣で国内のデータに基づき日米開戦後をシミュレーションしているのです。

 同年8月に出た結論は「日本必敗」。序盤は優勢でも長期戦は必至で、米国の経済力との差が圧倒的で劣勢となり、最後は旧ソ連が参戦し、3~4年で敗戦という予測だったのです。原爆投下を除けば、ほぼ的中しているのです。この結論に、当時の陸軍大臣で開戦時は首相も兼ねた東条英機は「戦争はやってみないと分からない」と発言し、結論を口外せぬよう命じたといいます。

 西日本新聞は、2021年12月8日配信の社説「日米開戦80年『誤り』繰り返さぬために」で、以下のように述べています。

出典:「間違いだらけの日本の認識と世界の常識(6)」

 戦前の誤りは指導者の責任だけを問えばいいのか。忘れてならないのは国民世論の熱狂が開戦の判断を支えたことだ。その責任は当時の新聞も免れない。対米英強硬論をあおり、戦争やむなしのムードを醸成した事実には痛烈な反省が必要である。本紙も深く自覚したい。

 私は最近、今の時代も当時と似てきているように思っています。例えば、コロナワクチンの問題です。効果ばかり強調し、副反応のリスクがあまり問題視されない報道、接種するのは本人の判断としながらも、接種証明や陰性証明の発行可能性など、接種するのが当然のような風潮になっています。これでは、多くの国民は接種してしまうでしょう。コロナワクチンの怖さを指摘した本もたくさん出版されています。

 報道は、政府や大学教授などの専門家によるコロナワクチン接種の必要性ばかりを強調しているように思います。以下のような大きなリスクや本当に接種する必要があるのか、もっと私たちに知らせるべきではないでしょうか。

 

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